1円を笑うものは1円に泣く。~心理的価格政策~
本日は求職者支援訓練@鎌ケ谷市です。
今日はマーケティングミックスのPRICE中心に講義を行いました。その中から心理的価格政策をご紹介。
スーパーのちらしを見ると決まって、 下1ケタ は「~8」円。
なんでこんなことになるかというのはこれは端数価格ってもの。100円じゃなく98円というのがお財布を開こうかなどうしようかなという抵抗感を多少でも和らげることを狙いとしています。
日本では 「~8」 円ですが、アメリカでは「99」セント、中国では下1ケタ「~7」円が多いようです。
自動販売機のドリンクは缶120円、ペットボトル150円というのがポピュラー(最近は安売り販売機が増えてはいますが)。別に示し合わせいるわけではないけれど、だいたいどこも同じ価格で、買う消費者も納得しているというのが慣習価格。この値段を超えると消費が激減すると考えられています。
ブランド商品は高いからこそ、ブランド価値が保てるというもの。そんな価値を保つための高額設定を名声価格といいます。
このような価格を設定することで少しでも消費を伸ばしたい!それが小売業の願い。利益の確保と買いやすい価格との狭間で値段の「1円」に悩みます。ほんと、商売って大変だよなとつくづく思う今日このごろです。
さて、この講義をもって私の火曜日・金曜日の講義担当はしばらくお休みです。10月中旬からは月・火の担当が増える予定ですが、果たして??。現在、その求職者支援訓練「労務・法務スタッフ養成科」の受付中で、9月6日(木曜日)に受講説明会実施予定です。ご来場をお待ちしています。