かばんの中の折りたたみ傘~診断士KOMAPPY活動メモ~

診断士としてやっていること。これからやることを。講義録とか、セミナー等のレポートも。

「ハイ」アンド「ロー」。最初はどっち?-新商品の価格戦略

毎週火曜日は求職者支援訓練@鎌ケ谷 初富教室です。今日のテーマはマーケティングミックスの4Pのうち、Product<製品戦略>の後半(主にサービスマーケティング)とPrice<価格戦略>の前半をお送りしました。

 

そんな中で今日取り上げるのは、Priceからです。

 

昔、愛川欽也さんが司会をやっていた「人生ゲームハイ&ロー」って、ご存知の方、いらっしゃいますでしょうか?80年代前半にやっていた、すごろくゲームみたいな番組ですが、「これより高いか?安いか?」を聞くような番組だったとうっすら記憶しているのですが・・・私も小学校のころだからうろ覚えではあるのですが・・・。

 

 

基準があってもそれより高いか安いかは悩みの種。よけいに前例のない新しい商品だとまようだろうなということで今回ご紹介するテーマは、新製品の値付け。あたらしもの好きは、多少高くとも飛びついてくれるし、あと値上げするのは辛いから高い値段をつけておいた方がよいと考えるのか。それとも、初期になるべくたくさんの人に買ってもらいたいから、安い価格をつけておくか。

 

初期に高い価格をつけて置く政策のことを初期高価格政策とか、スキミングプライス戦略(上澄吸収価格政策)といいます。おいしい上澄みをいただきましょうというイメージですね。

 

一方、初期に安い価格をつける政策のことを初期低価格政策、またの名をペネトレーションプライス戦略(市場浸透価格戦略)といいます。

 

ブランド構築のためのなら前者が、価格弾力性が高い商品で早期に市場を拡大しその中で支配的な立場に立ちたい時には後者が向いています。

 

消費者の心をつかむための新商品。特にPOSレジの普及で、売れない商品がどんどん淘汰さえていくこともあり、新商品の開発はメーカーの最重要ポイント。その新商品が売れるかどうかがかかる値付けはマッケーターとしても悩むポイントの一つです。(とはいえ、最終的な価格は「市場」が決めることにはなるのですが。)