かばんの中の折りたたみ傘~診断士KOMAPPY活動メモ~

診断士としてやっていること。これからやることを。講義録とか、セミナー等のレポートも。

「死の谷」、「ダーウィンの海」を乗り越える。~ベンチャー経営

急に寒くなってきました、千葉鎌ヶ谷です。毎週火曜日は「求職者支援訓練」の経営・マーケティング論も全体のカリキュラムの3分の1をすぎて、戦略論の中でも新しいトピックス(MOT、CSRコーポレートガバナンスなど)のところに入ってきました。ただ、このブログではCSRも、コーポレートガバナンスも取り上げたので、さあ今日は何をご紹介しようかなと迷いながら今朝も自転車で通勤していました。さすがにもう軽装備で風を切るのはちょっとつらいなと思いまして、今年始めてマフラー・手袋を装着。でも途中10分ほどしてくると、もう暑くて汗をかき始めたので、マフラーを外して会社には到着しました。暖かいマフラにはそう「ヒートテック」の表示が。今日はこの話題からいきましょうか。

 

Uniqloを運営するファーストリテイリング社も元は山口県にあった1店舗の洋服販売からスタートしています。フリースとか、軽くて暖かくファッション性のある衣服でぐんぐんと成長を遂げてきました。中国での生産。日本での店舗拡大。そして、今では世界規模のアパレル販売業。その過程で、ヒートテックも開発され、われわれも寒いこの時期、重宝していますよね。

 

ただ、こういった例は大変少ないのが、現実。起業をしても、成功して有名になるのはごくわずか。なかなか成長できずに、吸収されたり、休眠・廃業したりすることもあるでしょう。

 

ベンチャー企業が、新しい技術や販路を開拓し(イノベーションを起こし)、事業を成功させるまでにはいくつもの障害があります。

その代表的なものに、1.「基礎研究を実際に製品化しようとして、断念にいたる」=「死の谷。2.「製品化はしたものの販売がうまくいかなかったりや大量生産の負担に耐えかねて、会社が傾く」=「ダーウィンの海」があげられます。

 

ポイントとしては、技術、商品に自信を持っていて新しく事業をしようとお考えの方は「営業・販売」方面かと思います。そのあたりはまた改めて。

 

どちらにしても、このふたつをかいくぐって、生き残れるベンチャー企業はごくわずか。その生き残りのお手伝いを我々は是非したいと思っています。