かばんの中の折りたたみ傘~診断士KOMAPPY活動メモ~

診断士としてやっていること。これからやることを。講義録とか、セミナー等のレポートも。

枠から飛び出てみましょうか。-ゼロベース思考-

久々のブログ投稿です。

実は日曜日には、ゴールド関係のセミナーに取材のため6時間(プラスそのあと編集作業が・・・)。月・火と求職者支援訓練の講義1日あたり6時間。火曜日には勉強会も1時間30分受講してこのブログに投稿したいネタはいくつもあるのですが、なにぶん物理的な時間が取れずにおりました。こういう時は直近のネタからさかのぼって書いていこうということでここからのポストは日時は行われた日にしますが、実際の投稿順は異なりますので、ご承知おきを。

 

まずは今日の企業研修@鎌ケ谷市北部から。ずっとこの時間は経営・マーケティング周りを講義しているのですが、ほぼ一巡。今日からはちょっと派生した分野で、「ロジカルシンキング」をテーマに1ヶ月お送りします。

会社でちょっとした報告書を作る時、学校でレポートを作る時、「ちょっとわかりずらいんだけど」と言われたり、自分でも「なんかしっくりこない、説得力ないなぁ」なんて思うことがありませんか。

 

そういう時って、「たくさんの取りうる選択肢について検討が加えられていなくて漏れがある。」とか「結論の筋道が立っていない」とか、思考方法に問題があるケースが多いようです。

 

そこで、MBA(経営学修士のコース)では、論理の組立をしっかり行って、説得力のあるプレゼンテーションが行えるよう、「ロジカルシンキング」を過程の比較的早い段階で教えるところがあります。かくいう私も数年前、「戦略的思考とコミュニケーション」という講義を取って、「経営には直接関係ないと思っていたけどこれを知っておくと、考え方がより深まって、わかりやすくなる」と感じたものです。

 

というわけで今日から4回、この講義のエッセンスを。

今日のテーマは「ゼロベース思考」。とかく私たちは、「うちの会社ではこんなルールがあって、この案件はできないよ。」と尻込みしてしまうとか「御社ではこれは無理ですね。」といわれてやっぱりダメだなとすぐ諦めてしまうようなことがないでしょうか。

 

こういうとき、ゼロから考える「ゼロベース思考」が大切になります。

 

斉藤嘉則著問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 のp21-23には、環境の変化(例年代/年代/性別による消費者の変化、商品や社会基盤を変える技術革新、自由競争の枠組みを拡大する規制緩和、市場のボーダーレス化(資本、労働力、情報)など)が自分や自部門、自社に降りかかってきて、「従来の枠を超えて」「顧客にとっての価値は何か?」を考えることで、「新たな商品・サービスおよびビジネスの枠組み」を考えることができれば、そのビジネスは成功すると説明されています。

 

来週以降は、具体的に考え方、書き方の話に進んでいきます。