マジックナンバー7
まだ歩道には氷の状態で残雪がありますが、だいぶ陽射しが柔らかくなってきて、このまま春を迎えられればいいなと思える鎌ケ谷市西佐津間(通称六実教室)での企業研修。
今回もロジカルシンキングをお送りしています。今日と来週は、ピラミッドストラクチャーについて、お話したいと思うのですが、その前提として今回の講義では、「マジックナンバー7」をご紹介しました。
今日の参考文献は、バーバラ・ミント著考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則から。この本のP8によると
一番の問題は、あなたがマジックナンバー7の世界に足を踏み入れたことです。これは、ジョージ・A・ミラー氏が彼の論文「マジックナンバー7,プラスマイナス」で使った造語です。彼は言っています。人間の頭が短時間で一度に記憶しておける事柄は,せいぜい7つまでだと。(中略)
つまり、4つか5つ以上の物事が提示され始めると、頭の中ではそれらを覚えておくために、何らかの論理的な分類に従って物事をグループ分けしようとするのです。
ですから、例えば場合分けとか、部の構成メンバーとか、一人が一度に作業を行う事柄なども7つ以内に押さえて、それを超えるときは、別日にするとか、別のチームを作るとかして対応した方がよいということ。
それでは超えてしまったら?その時は、なるべく関連性をもったグループに分けて記憶すると忘れなくなります。そのグルーピングの手法は、来週ご紹介しましょう。