記憶を助ける方法ーグルーピング
いよいよ1月も押し詰まってきました。企業研修@六実もいったん今週でお休み。締めくくりの講義です。今日のテーマはロジカルシンキング(すみません。先週は都合により別テーマでお送りしたので、更新をお休みしました。)です。
ということで前回、マジックナンバー7で人の短期記憶は「7プラスマイナス」といったところだ。というお話をしましたが、もしそれを超えてしまったら?その時に使いたいのがグルーピングだというお話をしたと思います。
今回もバーバラ・ミント著考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則からご紹介しましょう。
p7にはこんな例が挙げられています。
自分がタバコを買いに行こうとしておくさんにこう言います。
「タバコを買いに行くけど、何かついでに買うものはあるかい?」
「テレビのコマーシャルを見てたらぶどうを食べたくなったわ。買ってきてくださる?」あなたがコートを取りに行く間に奥さんは続けます。「それから、確か牛乳もなかったわ」・・・(以下略)
こんな調子で計9個。ぶどう、牛乳、じゃがいも、卵、ニンジン、みかん、バター、りんご、サワークリームを買ってきて!とメモもなしに言われて、間違いなく買って来れる自信ありますか?
そんなときに、グルーピングのテクニックを使います。うーん、この9つは乳製品、果物、野菜の3グループに分かれるな。乳製品にはバター、牛乳、卵、サワークリームの4つか。果物はぶどうと、みかんとりんごだな。野菜は残りの2つ、じゃがいもとニンジンか。
このグルーピングのこつは、まとめたものを「名詞」化することにょうです。できなかったら、まとめ方がうまくいっていないのかも。こんな工夫ひとつで、論理化もうまくできるきっかけになりますので、ぜひこの手法覚えておいてくださいね。