コンピテンシー
選挙サンデーが終わるといつもの月曜日。
ということで求職者支援訓練@鎌ケ谷初富教室です。
今日は労務管理の講義。3回シリーズの最後です。今日は人的資源管理がテーマ。前半「成果主義」を取り上げた際に、コンピテンシーをご紹介しました。
コンピテンシーとは「ある状況や職務において高い成果をもたらす者が共通して持っている行動特性」のことを指します。
1970年代にマクレランド(行動心理学者)らが次のようなステップを踏んで研究しています。
1.明らかに高い業績を上げている人物を抽出
2.その人物が高い業績を上げるに当たって、どのようなことを感じ、考え、行動したかを明らかにし、
3.明らかになった数値から、高い業績につながる要素を抽出し、数値化できる尺度を作る。
この研究によって、これまでの成果という「結果」だけでなく、それを生み出すプロセスに注目しているところに特徴があります。ただ、まだ歴史が浅く、ベンチマークとする対象をどう設定するかでやり方も変わってきますから、課題は多いと言えそうです。
だれか、いい目標を見つけることさえできれば、個人でもこの考え方は活かせそうです。あなたのまわりにベンチマークになりそうな人はいませんか?