ターゲットをどう攻める?-ターゲティング
本日は企業研修@秋葉原。ここでの研修はあと1回になるかもしれないとのことで、今日はこのあと地の利を活かして、アフターを楽しもうかなと思っています。
さて、今日のテーマはマーケティング。ターゲットを決めて(ここは先日やりましたね)、いざ、その市場を攻めよう!というとき、昭和の時代であれば、ガリバーブランド一つで攻め入ることができました。ビールといえばキリンラガー!マヨネーズはキユーピー!みたいなひとつの製品でみんなが満足していた時代がありました。単一の製品とマーケティングミックスですべての市場対応ができる。こういうマーケティングを「無差別マーケティング」といいます。
今、ビールでは、キリンでいえばビールは中心商品は一番搾りで、年齢層がやや高い層にはラガー(生)、そして価格選好の方には、発泡酒の淡麗や、第3のビール「のどごし生」。そしてノンアルコールは「ZERO」のように複数のブランドで、複数のセグメントに対し、それぞれ適した製品とマーケティングを用意しています。こういうマーケティングを「差別化マーケティング」といいます。
一方、1つのセグメントに絞り込んで、その市場に対し、最適な製品及びマーケティングミックスを提供するというのが「集中的マーケティング」という手法。軽自動車中心のSUZUKIとか、逆に軽を止めて、ドライビング感覚にあふれた普通自動車にこだわったSUBARUなどが、この例にあてはまるのかなと思います。
中小企業は相対的に経営資源が少ないですから、いかに投資効率が良くて、早く市場に浸透できる製品・サービスを投入できるかが鍵を握ります。こういった意味でも「集中的マーケティング」で、小さくてもきらっと光る存在になることが、大切になってきます。