かばんの中の折りたたみ傘~診断士KOMAPPY活動メモ~

診断士としてやっていること。これからやることを。講義録とか、セミナー等のレポートも。

7.30(火)ハローワーク成田で弊社求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」の説明会を実施します。

 昨日は、前回2月開講の受講生さんのうちおひとりから進路が決まったというお知らせが入りました。募集開始日に合わせての朗報で、幸先がよいですね。それはともかく、希望の地元での就職決定、よかったよかった。

 

 実はその方もそうだったのですが、弊社の訓練はお車で参加される方が多いのが特徴です。弊社初富教室は国道464号からほど近い場所にありますので、白井市印西市からの車のアクセスが良く、千葉・船橋・習志野・柏などの各方面からの利用実績があります。(駐車場も確保できます。<有料ですが・・・>)

 スカイアクセスの開通によって、運賃は高いですが成田からを含めた電車の便も結構よいものがあります。(新鎌ケ谷からはコミュニティバスの利用も可能です。)

 

 印西市ハローワークのエリアがハローワーク成田ということもあり、今回ここで弊社の求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」説明会を実施させていただくこととなりました。

 

 弊社の法務担当、桑原講師(行政書士)がご説明に参ります。ぜひ、ご参加ください。

 

 日時:7月30日(火)14:00~15:00 

 会場:ハローワーク成田 会議室 

 

 特に事前申し込みは必要ないとのことですので、お気軽にどうぞ。

 

 成田よりセレナの方が近いという方、弊社の施設説明会は

7月24日(水)10:00~、7月29日(月)15:00~、7月31日(水)10:00~

です。こちらでは基本私がお待ちしております。

 

 ついでにもう一つお知らせを。

 明日18日(木)、船橋での異業種交流会を、船橋商工会議所の会議室で18時50分~開催します。

 こちらのご参加もお待ちしています。

 

 

求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」(9月10日開講)簿記のお話し。

 3連休明けの今朝は少しだけ涼しい朝ですね。爽やかな朝から、厳しい昼に。日本の夏はこれでなくちゃ!東京では今週末の足立の花火から花火シーズンに入ります。27日が隅田川の花火ですね。

 

 さて、お仕事の話に戻りましょう。

 

 今日からいよいよ受付開始の求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」。職業訓練(無料)を受けてみたいとお考えの方は是非、お早めに、お近くのハローワークにご相談をお願いします。(千葉県西部のハローワークには今日からコース案内ちらしが用意されていると思います。)

 

 今日は簿記資格についてご紹介してみましょう。

 

 事務でいざ就職活動をしようとすると、応募倍率が高く激戦となります。事務経験が多少ある方でも、履歴書を書いてみるとどうも説得力に欠けるとか、もともと募集条件に「簿記2級以上」と書いてあるから応募できないなどという壁にぶつかります。

 

 この簿記2級というのは日本商工会議所が毎年3回試験行う簿記検定の2級のことですが、結構これに受かるのは簡単なことではありません。

 

 3級で個人商店の商業簿記(仕入れて売る)を学び、2級では会社の商業簿記に加えて、自分でものを作る会社の簿記(工業簿記)も対象になります。だいたい、資格の学校系に通いますと、週5時間程度の講義を、3級で2ヶ月、2級で4ヶ月受けて試験に臨みます。合格率は回によって異なりますが、3級で3割~5割程度、2級では2割~4割といったところです。ただ前回(6月)の2級は13.9%と3年ぶりの難関となりました。(その前の2月の合格率は47.6%ですから一気に3分の1に・・・。)3級にしても、2級にしてもただ知識を学ぶだけではなく、試験の傾向や、言い回しに慣れるために、かなり過去問の演習を踏まないと合格ラインの70点に到達するのは難しいと思います。

 

 この「経理・総務事務スタッフ養成科」の受講生でも、3級は勿論のこと、厳しかったこの6月試験を突破された方がいます。この9月開講コースでは更に簿記の時間を増やし、また2級の受験までにはかなりの時間があるので、十分な対策ができると思います。

 

 初学者の方は是非3級からじっくり知識をつけて欲しいと思います。11月試験突破は十分に可能です。すでに3級は持っているという方でも、もうかなり勉強してから時が経過してしまったかたは3級からの学習をお勧めします。この前3級は取って、次は2級を早く取りたい・・・ぜひ、ご相談下さい。個別のスケジュール作成等、ぜひお役に立ちたいと思っています。

 

 資格に受かったから、就職への道がすぐに開けるわけではないのは事実です。実務経験は就職においてかなりのアドバンテージになります。けれど、何も持っていなければ門も開かれないのであれば、なんとかその門の中に。さらにその職種にどうしても就きたいという意欲の表れに、資格は活用できると思います。履歴書に1行書ける。この自信があなたにとっては大きな力になると思います。

 

 さらに職についたあと、どんなことが起こるのか、実務ではどうなのか。3人の講師はこういうところもお話しできます。学びをいかにして実務に活かすか。ここがなんといっても訓練では重要ですよね。(メイン講師の3人とも、ハローワークを通じての求職経験を持っています。だから、気持ちがわかると思います。)

 

 疑問がありましたら、そして、自分の場合、どうしたらよいのだろうと思った方は、ぜひ施設見学会にご参加下さい。

施設見学会のお知らせ

日程:7月24日(水)10:00~、7月29日(月)15:00~、7月31日(水)10:00~

 「教室の雰囲気を見てみたい」「コースの詳細を聞きたい」という方は、 是非ご参加ください。
 
 (※要電話予約: 047-441-6626 )

 

お待ちしております!

 

 

 

 明後日は異業種交流会レパン@船橋もありますね。人脈を広げたいという方、ぜひお気軽にご参加ください!

 

  

 

9月10日開講、求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」(実践コース)16日より募集開始です

 夕方のスコールの効果も、朝方のみで昼にはぐっと気温があがりますね。私はこの3連休、前半は都内中心に動いてましたが、今日はのんびり「熱帯ライフ」をエンジョイしています(汗)。

 

 

 さて、やっとお知らせができます。(株)セレナで実施する求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」(9月10日開講、4ヶ月コース。)の募集が、明日7月16日からお近くのハローワークで始まります。詳しいご案内は、会社のホームページでご覧いただくこととして、今日は現場担当として、このコースの売りを説明したいと思います。

 定員は10名です。少人数制です。倍の人数でも収容できるスペースをゆったりと使って講義を行います。就職支援も私が担当します。10人でしたら、相談にも応じやすいですし、皆さんの状況もよく理解しながら、講義も支援も行っていきます。その先、難関と言われる、「士」も考えているという方もぜひ、ご相談下さい。

 

 法務は行政書士、労務は社労士、簿記は私(診断士)が講義を担当します。いずれも、実務をばりばりこなしていますが、もう訓練での講義も3年近く担当してきています。知識は勿論、それなりに持っていますが、決して知識偏重にはならず、この学びが実務でどう活かさせるのかを意識しながら講義を行います。「事務で大切なことは何か」、などという話がさりげなく講義の中で出てきます。各講師とも、その時話題のニュースなどをすぐに講義に取り入れて行っていますから、教室に通うことによって社会の目も開かれていくと思います。

 

 簿記は3級を11月試験で、2級を終了後の2月に受験というスケジュールで考えています。早めに準備をしたいという方には、補講なども考えています。ぜひ、施設見学会等で、ご相談下さい。簿記3級だって始めての人には大変です。2級を受かるのは一苦労です。だから、できる限りの応援をしたいと思っています。皆さんの進度や、希望を考えながら、将来につながるアドバイスをお送りしたいと思っています。(簿記検定についての詳しくは明日アップします。)

 

さて、募集要項です。

●募集期間:平成25年7月16日 ~ 平成25年8月9日

●選考日・選考方法:平成25年8月21日・面接選考

●結果発送日:平成25年8月26日郵送

●定員:10名(※応募者が最低実施人数に満たない場合、訓練の実施を中止する場合があります。)

●訓練期間:平成25年9月10日~平成26年1月4日(4ヶ月、69日)

●受講時間:9:50~16:15

●受講料:無料

●教材費:12,653円

●開講場所:株式会社セレナ 初富教室

新京成線初富駅より徒歩15分/東武野田線鎌ヶ谷駅より徒歩18分

コミュニティバス 南初富郵便局前バス停より徒歩1分。

新鎌ケ谷駅よりご利用いただけます。講義開始時間、終了時間はこのバスの時間に対応しています。

●駐車場あり(月5,000円)

 

施設見学会

 日程:7月24日(水)10:00~、7月29日(月)15:00~、7月31日(水)10:00~

 「教室の雰囲気を見てみたい」「コースの詳細を聞きたい」という方は、 是非ご参加ください。
 
 (※要電話予約: 047-441-6626 )

 

 受講料は無料です。ただし、ご応募はお住まいの地域管轄のハローワークに訓練受講に対する相談を行い、応募者にとってこの訓練受講が必要だと認められたのちに可能になります。(申込先もハローワークになります。)授業内容のお問合せやご相談は、(株)セレナまでお気軽にどうぞ。

異業種交流会第4回レパン交流会@船橋、7月18日(木)18:50~開催します。

 ブログやfacebookの更新が止まっているのは、ネタもないわけでもないのですが、かなりバタバタといろいろな状況対応をしているうちにどんどん時間が過ぎておりまして、スミマセン。

 

 そんな中、先週木曜日にはレパン船橋交流会の第3回が行われました。事前申込の方で来れない方もいらっしゃたのですが、その分、当日申込でいらっしゃる方もいて、マッチングシートとだいぶ違ったメンバー構成にはなったものの(汗)、ビジネスにつながる話も、プライベートや幅広い人脈作りで長くお話しされている方もいて、船橋の会場は、じっくり語らう交流になってきています。

 

 というわけで第4回レパン交流会@船橋のお知らせを。。。

日時 7月18日(木)18:50~20:50 

会場 船橋商工会議所 3階 305会議室

住所 千葉県船橋市本町1-10-10 

アクセス 

●JR船橋駅 徒歩5分 / 京成船橋駅 徒歩3分

参加費 2,000円

 

申込はこちらからお願いします。(事前振込割引等もあります。)

 

 どうやら7月は輪をかけて忙しくなりそうな雰囲気が・・・なんだか土・日の稼働も多くて夏バテしないように気をつけないという感じです。皆様も2013年夏を楽しくお過ごし下さい。

 

 

「CSR からESGへ」~日本財務管理学会第36回春季大会(2013.6.8 於 日本大学商学部)

 なんだか慌ただしくて、さすがに今月中にはメモだけでも書いておかないとどっかに行ってしまいますので、いまさらながら、6月8日(土)の日本財務管理学会春季大会から気になったことをレポートしておきます。

 

 日本大学商学部のおひざ元、祖師ヶ谷大蔵はウルトラマンが守ってくれていて・・・

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ウルトラマン商店街!(円谷プロ発祥の地なんですね。)を抜けるとすぐに、ぴかぴかのキャンパスが。

 

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ホールもきれいでした。講演やシンポジウムは商学部の現役学生さんも課外授業として受講されていて、こういうのも新鮮だなと思いながら、学生さんに混じってお話しを伺っていました。

 

 今回のテーマは「証券市場と会社財務」。東証と大証が一緒になってできた、日本取引所からはお二人が壇上に。記念講演では、東証の2013年-2015年中期経営計画の説明もあり、具体的な施策として、①コモディディ・デリバティブ分野への進出というのが掲げられていたのが印象的でした。国際的には、総合取引所としてデリバティブ部門の充実は欠かせないというデータも紹介されていましたので、東京商品取引所さんに少しのご縁がある私にとっても、今後、この動きに注目していきたいと思います。

 

 京都大学の徳賀教授は「国際会計基準の資本市場への影響」という報告がありました。国際的にもIFRSが全面適用されている国はごくわずかで、特に中小企業にまでフルカバーしている国は欧米にもなく、唯一南アフリカのみが、中小にも適用していますなんて話も印象的でした。

 

 タイトルに挙げたのは、CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)からESG(環境社会ガバナンス:Environment  Social Governance)という大和総研の河口真理子氏の報告です。つい数年前まで私も大学院で学生をやり直していた(笑)のですがその際学んだCSRから、ん?ESGって何だと思って話を聞いていたのですが、企業の社会的責任だと倫理的問題から、人権の尊重、説明責任(例えばIRの充実)など幅広いので、もう少し、環境面に関する企業の役割を鮮明にするということで、このESGが使われているのですね。なるほど。

 

 近年では「エコ」って普通に使われているけど、つい10-20年前は「省エネ」だけどその分製品の値段は高いは通用しなかった。けれど、例えばトヨタのプリウスのようにハリブリッドだから高いけれど、環境にはいいという車が受ける時代になってきた。企業としてもこの流れを無視できなくなってきている。なんていう説明はしっくりきます。ESGの今後の発展にも注目ですね。

『「グローバル成長型」がキーワードかな・・・。』-TOKYO SMECAゼミナール2013年版 中小企業白書の解説

 求職者支援訓練「経理・総務事務スタッフ養成科」で私が担当する経理関係の講義がひと段落しました。9日(日)の日商簿記の検定も終わり・・・、生徒がほっとするのはわかるのですが、私も気が緩んだのか、鼻風邪を引いてしまい、月曜日から苦戦中です。もっともっとやりたいこともあるのですが、とにかく今は最低限のやらねばならないことをゆるゆるとやっております・・・。

 

 そんな中、申込をしたセミナーには這ってでもいかないと(ってほどおおげさではないのですが、)、久々行って参りました中小企業会館講堂。6月11日(火)18時30分~行われたセミナーのテーマは「2013年版 中小企業白書の解説」でした。実際の中小企業白書の執筆者(その方も診断士資格を取っているということでした)が2時間弱、今回の白書の解説をしてくれました。

 

 診断士として各種申請書類の前書き等のフレーズのねたにもなるとともに、診断士試験では1次試験のラスト「中小企業経営・中小企業政策」でこの白書から多数問題が出題されます。効率良く押さえたいという方にちょっとでも、お役に立てればと思います。(メモ程度ですから、あまり期待はしないでくださいね。)

 

 今年の白書は「中小企業白書50年記念」ということで、最終3章が過去50年の振り返りとなっています。1章は、例年通りの昨年の中小企業の動向でしたが、本編は例年2テーマだったのが、今年は1テーマになっています。2章の骨子は「自己変革」ということで、「起業・創業」「新事業展開」「事業承継」「ITの活用」ということで、「新規」と「代替わり」というところに焦点があたっています。

 

 ここからは是非中小企業白書をちらちら見ながら、確認していただきたいのですが、第2部第1章「起業・創業」の一番最初に出てくる、起業をした方に対するアンケートで、今後3年間で規模を拡大する方針を取っている企業は27.2%。「規模の拡大より事業の安定を優先したい」が69.9%と実は安定志向である。そして、この「規模を拡大したい」と思っている方の中では活躍の場を「全国」にという会社が51.6%、「海外」が10.4%にとなっていて、これを白書の執筆者さんは「グローバル成長型」企業と名づけたわけです。一方、安定を望む企業では同一市町村が19.8%、同一県内が39.1%とこの2つを足すと約60%となります。この姿を執筆者は「地域需要創出型」企業と読んだわけです。とこの話の際、「このグローバル成長型」がキーワードなんですよね。って強調してましたから、これ、注目ですよね。

 

 そのほか、起業・創業時に悩んだこととか、必要な人材は起業の時とそれからの成長の過程でどう変わっていったかとか、新事業を成功させるために必要だと思うことはどんなことかなど、我々にとっても参考になることがたくさんありました。

 

 

 ほかにも書きたいことたくさんありますけど、うわもう1000字超えてますね。もし受験生の方で興味ある方は是非、交流会(レパン交流会@船橋、6月27日(木)18:50~)等でお話ししましょう!試験も目前ですから、この白書に限らず(2013年の白書は2014年の試験の中心テーマですしね。)この他のことでも、もし何か悩んでいること、話したいことがありましたら、お気軽に声をかけてください。財務とか経営理論とか法務とかは最近けっこう勉強していますからお役に立てることもあると思います。

  

 今週もう1本セミナー受講の予定ですし、先週の財務管理学会のことも書きたいし。。。早く風邪を治して頑張りますね。

 

 

 

「長期金利の動向について」(第17回野口悠紀雄氏特別講義シリーズ)

 ばたばたの日々が続きます。夜にアポイントが入ったので、昼にも予定を入れて夕方はそれじゃついでに、とお邪魔したのが母校早稲田大学ファイナンス研究科。野口悠紀雄氏による17時~18時のミニセミナーを聴講してきました。

 

 今回のテーマは「長期金利の動向について。」日銀総裁が代わって「バズーカ砲」とまで言われた超金融緩和。通貨供給量を増やし、金利を下げ・・・って、金利はさがるはずなのに。緩和前の長期金利は0.5%だったのに、最近では1%近くまで上昇してしまっている。それも乱高下を繰り返しています。

 

 野口教授は「きっと長期の運用をしないといけない担当の方、胃が痛いでしょうね。困っていると思います。方向として上がるのか、下がるのかがわからないのだから。皆さんにも影響あるのですよ。これから住宅ローンを組もうと思っている方、金利の先行きが下がると思うのなら変動金利を選ぶし、上がるとおもったら固定金利にしておいた方がいいですよね。でもこの状況じゃ決め切れないでしょう。」それでは、どうしてこんなことになっているのでしょうか

 

 こう説明してくれました。ファイナンスの理論を使うと今回の事象が説明できますよと。(ここからは私の理解レベルになってしまいます。ご了解ください。本格的な話は後日このページに動画が上がりますので、ぜひご覧下さい。)

 フィッシャーの方程式というのがあります。

 名目金利=実質金利+期待インフレ率

 今までは期待インフレ率がデフレ下で例えばマイナス0.5%くらいで、実質金利は1%くらいで、名目が0.5%くらいだったのでしょう。で、今は日銀さんが、「物価上昇を2%を目標にする」と宣言していますので、政策の善し悪しは別として皆さんも日銀が言っているだからインフレ率は上がると期待しているのでしょう。そうしたら、右辺が上がるから、当然左辺も上がる。その一方で金利を下げると日銀は言っているのだから、日銀さんが両方の立場を取っているのと変わらない。

 ちなみに皆さんが現時点で5年後以降のインフレ率をどのようにみているのかという点はフォワードレート(n年後に1年間の運用をするとしてその際の年利)を見るとわかる。5月15日現在の野口教授の算出では(年によるばらつきがみられるので、まだ落ち着いていない状況ではありますが、)1週間前よりはフォワードレートは上昇しているが、2%には行っていない水準である。と。

 今のマクロ経済は、従来のモデルに加え、ファイナンスの道具を使うと良く見えてくると力説されていました。

 

  ファイナンス研究科としては金利の見方が中心となりますが、(私も債券インベストメントなる講義を取った記憶がかすかにあります。。。)「ファイナンス研究科では金利が大切ですが、皆さん、株価の動向の方がさらに興味があるでしょう。」と試算を示してくれました。要するに昨年10月時点の日経平均とドル・円相場を基準として、ドル・円のレートが円安ドル高になることにより、名目の日本円で企業が受け取っるであろう利益の伸びと、日経平均の変化は2月まではほぼ一緒といえる。ですので、名目の受取が多くなるということそれだけで説明することができるともいえる。ただ3月以降は現実の方が高くなり、先日達成した日経平均15,000円のレベルは、ドル円1ドル=110円くらいに値する。と。

 

 いやぁ、勉強になりました。ただ数式(ここには書いていませんが)の展開が多く、受講者の方からも「難しかった」という声が漏れていて、理解しきれなかったのは私だけではなくてよかったと、ちょっとほっとしたというのも本音です。

 

 今度は、中小企業庁の方が今年の白書の特徴について講演するセミナーを聞きにいく予定です。もし余裕があったらレポートしますので、診断士受験(特に来年、政策を突破しようと思っている方)、お楽しみに??